2014年の秋からアメリカのUCLAに編入した井上結理さんに、留学生活のことを話してもらいました。高校の時にマスタードシードを通してアメリカに留学し、コミュニティーカレッジで学び、ついにはアメリカでも有数の大学に編入することになりました。
アメリカでどんな風に勉強や生活をしてきたのか、留学を目指す人たちはぜひご覧ください!
(お茶の水オフィスにて、2014年夏。聞き手:霜)

1ページ目:*留学前のこと   *高校生活
2ページ目:*ホームステイ *コミュニティーカレッジから大学へ
3ページ目:*これからの勉強 *留学生活を通して

*留学前のこと

― 何歳で留学しましたか?

15歳(高1)の秋から。初めは1年間の予定でした。

― なぜ留学しようと思ったの?

小学生のころから、「高校になったらアメリカに行く」と思っていて。洋楽が好きだったから、その影響もあるかもしれないです。小学校の卒業文集にも「高校はアメリカに行きます」とか書いていました。なぜか憧れていたみたい。

― それじゃあ、小学校のときの夢がかなったのね。どうして1年間の留学から、卒業留学に切り替えたの?

自分の中では、もとから卒業を目指すつもりだったんですが、日本の高校に籍を置いておくために1年間という形で行きました。1年が終わってから、やっぱりアメリカの高校を卒業することにして、日本の高校はやめました。

― カリフォルニアの学校を選んだのはなぜ?

中学の終わりに、一人で希望している3校を見て回ったんです。ペンシルバニアとオレゴンとカリフォルニア。どの学校もいいなと思ったけど、カリフォルニアの雰囲気が気に入りました。

今考えると、中学の時によく一人でアメリカに行けたなと思います。今はもうそんなことできないです(笑)。

*高校生活

― 留学してすぐは大変なこともあったと思うけど、何が一番大変だった?

当たり前だけど、知っている人が誰もいなくて、友達もいなかったことです。

学校に初めて登校した日、日本みたいに「留学生です」って紹介されたりしないんです。ホストに学校でおろされて、もうどこに行けばいいかわからないの(笑)。クラスの人たちだけじゃなくて、先生も私が留学生だって知らなかったみたい。初日のランチを一人でどうしようと思って、クラスで近くに座っていた子に「今日から留学してきてよくわからないんだけど」って声をかけたら、「私の友達に日本のことに興味がある子がいるから、紹介するよ」って言ってくれたんです。それで会った子と、のちのち大親友になりました。その子を通して、少しずつ知り合いが増えていったのでよかったです。

― アメリカ人はフレンドリーなイメージがあるけど、留学生に対してもそう?

生徒も先生も、自分が留学生だということを知らなかったので、こちらから声をかけないと話しかけてきませんでした。ただ、助けを求めれば聞いてくれました。

移民も多い国だから、外見だけでは留学生なのか日系アメリカ人かはわからないみたいです。それに、留学生だからと言って、ちやほやしたり珍しがったりすることはありませんでした。

― 高校生活はどんなスケジュール?

朝8時から2時半までが学校で、終わってからホストが迎えに来てくれるので、そのまま家に帰ります。家にいる時間は、パソコンしたり勉強したりしていました。地味な生活ですよ。

― 高校の勉強は大変だった?

大変だったけど、先生に甘えました(笑)。先生に、「英語が不自由だから、みんなと同じようにはできない」と言いに行って、宿題の箇所を教えてもらったり、量を減らしてもらったり。初めの1年は、その簡単な課題で成績を付けてくれたので、AとかBとかをとれましたよ。3年目には、どうにかアメリカ人と同じようにできるようになりました。それでも試験のときとかに、辞書を使う許可はもらっていました。それで、ぎりぎりCでしたね。

― 留学生には配慮してくれるのね。

自分で言いに行ったから、というのはあると思います。それと、私が留学したばかりは、学校に留学生がほとんどいなかったので、特別措置がとれたのかも。3年目には留学生の数が急に増えて、そうしたら留学生の成績もアメリカ人と同じようにつけるようになっていました。私は運が良かったみたい。

― 課題の量は多い?

たくさんあった!日によって変動があって、ある時はとにかく大変でした。とくにテスト前や提出の前は、ものすごく時間がかかりました。エッセイは、普段はA4で2枚半くらいですね。高校の最終のエッセイは、10枚くらいでした。エッセイの英語は、ホストやチューターにチェックしてもらいました。

― 課外活動は何かしていた?

クワイア(聖歌隊)に入っていて、放課後に練習をしました。そこで友達ができたので、課外活動ができてよかったです。それから、学校外でヒップホップのスクールにも通っていて、そこでも友達ができました。

― 週末の過ごし方は?

はじめのうちは、結構家にこもっていました。交通手段がないし、初めはホストに遠慮して、「ここに行きたい」となかなか言えなかったから。だから、最初は時間が余って暇でした。あとは、たまに友達と買い物に行ったりとかしました。田舎は特にすることがないので、勉強するのにはいいですよね。

― 全体として、高校生活は楽しかった?

最初の1~2年は、周りに留学生がいなくていやだなーと思ったけど、3年目は中国や韓国からの留学生がたくさん来たので、楽しくなりました。学校になれたこということもあるけれど、留学生同士だと共通の悩みを話したりできるので、そういう友達の存在は重要ですね。

― 高校時代の一番の思い出は?

課外活動でしていたクワイアです。3年間ずっと続けられました。学校でミュージカルの発表が2~3回あったのでその練習をしたりとか、ダンスも一緒にできたので、とても楽しかったです。

(つづく)

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